CSSを利用した画像置換によるアクセシビリティ上の懸念
CSSによる画像置換は「CSSが有効,かつ画像は非表示」という閲覧環境で,文字も画像も表示されなくなる.ナローバンドでインターネット接続をしているユーザが,帯域を有効活用するため,
「CSSが有効,かつ画像は非表示」の設定を行っている可能性がある.
ミツエーリンクスの意見は
コンテンツとして有意な画像,文字情報を含んでいる画像については,
CSS側から表示を制御するよりも,img要素として (適切なalt属性値とともに) マークアップしたほうが,
アクセシビリティ的には好ましいでしょう.
CSSを利用した画像置換によるSEO上の懸念
非可視化されるテキストの内容が,置き換えられる画像の内容が等価ではないと考えられる場合,SEOスパムとして認められる可能性がある.
テキストと画像の内容が等価であれば問題はない.
また,画像が表現している情報とテキストの内容の等価性を機械的かつ自動的に検証することは困難.
よって,CSSを利用した画像置換を利用しても問題ないと考えられる.
Reference
ミツエーリンクス - Web標準Blog - 2005-06-10 - 画像置換という手法http://standards.mitsue.co.jp/archives/000038.html
ミツエーリンクス - Web標準Blog - 2006-02-24 - 画像置換とSEOスパム
http://standards.mitsue.co.jp/archives/000153.html
456 Berea Street - 2005-10-21 - Google, SEO and using CSS to hide text
http://www.456bereastreet.com/archive/200510/google_seo_and_using_css_to_hide_text/