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日々のメモ

語源

「乙な味」の「乙」とは?

  邦楽の低音部.
  非常に味わいある音とされていることから転じて趣があることを「乙」というようになった.
  「甲高い」の「甲」は邦楽の高音部.

「身からでた錆」の「身」とは?

  刀の刀身.手入れを怠ったために刀が錆びつき,いざというときに使い物にならない事.

「ソリが合わない」ってなんの「ソリ」?

  刀と鞘.
  日本刀は曲がっているので刀と鞘がセット.
  合ってないときちんと入らない.

「泥酔」の「泥」ってなに?

  「泥(でい)」という南海に生息する虫が,水中では水分を吸収してしっかりしているのだが,
  水が無いところではグニャグニャしている

「地震・雷・火事・親父」の「親父」っておかしくない?

  本当は「山嵐(やまじ)」が「親父」に変化した.
  山嵐とは台風のこと.

打ち合わせ

  雅楽の打ち物(打楽器)を合わせること.
  前もって相談するという意味になったのは明治以降.

ろれつが回らない

  「呂」と「律」は中国の古代音楽の音調.雅楽で使われている音調のこと.
  演奏で呂と律との音階がうまく合わないこと.

やたら

  雅楽のリズムの一種「夜多羅拍子」から
  テンポが速く,二拍子と三拍子の混合リズムという複雑な音楽で大阪天王寺の楽人だけの秘伝だった.
  それを他の楽人が真似しようとしたが,難しくて演奏が無茶苦茶になったことから「いい加減に」という意味に.
  「やたら」とはサンスクリット語で「早く踏む調子」という意味.

Reference

  ひかり雑学工房 - 語源
  http://www2u.biglobe.ne.jp/~kouki/2000/gogen.htm
  音楽に由来する言葉
  http://www.geocities.co.jp/Bookend/4373/vol_102.htm

via

  TricksteR - 2004-06-24
  http://the-trickster.com/archives/200406241323.php